12日、厚生労働省は副業促進のため「労働時間通算ルール」の見直し案を発表しました。
これまでは、副業先での労働時間によっては、
本業の企業と副業先の企業がそれぞれ時間外手当を分担して支給するなど
仕組みが難解でした。
そのため、雇用型の副業は本業の企業から規制されることも珍しくありませんでした。
今回の改正案では、本業と通算した労働時間が週40時間を超えたときに
割増賃金を払う仕組みを撤廃することで、
企業側が副業を促しやすくなるという効果が見込まれています。
厚生労働省がこのように舵を切ったのは、副業意向者と受け入れ企業の
ニーズのミスマッチによる「副業実施率」の伸び悩みが背景にあるからです。
また、副業実施率の伸び悩みの背景には、就労環境だけでなく、
期待したほど稼げないという問題もあります。
「副業意向者」の動機のほとんどは、金銭的な理由であるのに対し、
副業で十分な額を稼げている人は多くはありません。
この点、収入アップが目的であれば、なにもその手段は労働を伴う
副業である必要はないでしょう。「投資」も選択肢として入ってくるはずです。
そこで今回のコラムでは、時間に限りのある社会人が
副業と不動産投資を効果的に組み合わせて資産形成を円滑に進める方法をご紹介します。
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